ナデシコ、ペチュニア、パンジーなどの類の花を大きく見事に育てて満開を楽しめるのは嬉しい事。でも全く同じ花なのに、隣のものはビローンと伸びきって花数も少ない。どうしたの?それは「切り戻し」されないからなの。「切り戻し」とは新しい良い芽を増やし花数を多くするために、今伸びてきている芽をパチンッと摘み取ってしまうことなのです。
そうすると切り取られたところの脇から二倍三倍もの新芽が出てきて、やがて大株になり小さく弱々しかった花苗が大変身します。ようやく出した花芽が切り取られるのですから、花にとっては逆境や災難、いやそれ以上のものかもしれません。確かにその時には・・・。ところがこの瞬間が花の生涯にとっては大革命なのです。美しく優しい花が逆境を乗り越え、強くなって立ち上がり見事に生き返る。
花のように美しい貴女、こんな花から何を学べますか。そう、「切り戻し」をどーんと受け止めてより強靭な人格を持つ女性になりませんか。「切り戻し」は貴女の人生の途上で起きてくる逆境や災難のことと考えて見てください。例えば、失業、病気、事故、失恋、裏切り、人の死など願いたくない語彙を列挙してみて下さい。
これらに見舞われた瞬間が「切り戻し」された時。挫折や絶望で打ちのめされそうになるかもしれませんが・・その時が大切。それで終わるのではなく花のように貴女の底力を発揮する時です。貴女は「切り戻し」を受け入れて二倍、三倍も強くなって新しい芽を出したいと思いますか。
そんな気持ちが少しでもあれば、貴女自身気づかない程の強さを持っているのに驚くはず。一年後二年後には「切り戻し」される前の貴女より「花の多い」見事な人格を咲かせている事でしょう。
「切り戻し」の回数が多ければ多いほど、より強靭な人格を持つ女性になっていきます。年月を経て貴女の「人格の花」は大株で満開になっているに違いありません。挫折を経験したことのない人は大物にはなれませんものね。順調に行き過ぎてヒョロヒョロ伸びたバランスの悪いパンジーやナデシコを想像して見てください。全体のバランスのとれた大株のパンジーやナデシコと比較してどう思われますか。一目瞭然てすね。
貴女も人格面でバランスのとれたオールマイティのより美しい女性に・・。そして陽の光を浴び生き生きと輝く、大株で満開の花になって見ませんか。幾度となく繰り返されても「切り戻し」[逆境や災い]を甘受して頑張りましょうね。
|
HOME
