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第7話 貴女になれる人はいないわ!
ら・・心地よいそよ風ね。 風に身を任せて庭の草花が遊んでいるみたいでしょ? スミレもムスカリも、見知らぬ貴女におどけて見せてるわ。 貴女にね! えっ? 自分みたいなものは存在する価値がないですって?
 ううん、大丈夫、貴女は貴女一人なの。 宇宙に、またこの地球の何処にも貴女とまったく同じ人はいないっていう理由一つだけで十分存在価値があるわ。 貴女以外に貴女になれる人はいないのよ!
 ほら、貴女の顔、体、声のような外見は無論のこと、内面の貴女の人格や才能だって、好き嫌いだって、他のみんなと少しずつ違っているでしょ? 境遇も環境も立場も全員違うでしょ? だから、生きている価値があるの!

 「ザクザクな気持ちの部屋に置いてみる 強くないトーン ドライフラワー」 Miss.ラベンダー
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