第6話「待ちましょうねぇ。」
首を振り振り歌うたうアネモネは慰めになったかしら? まだ半分だけだめ・・? じゃ、『赤毛のアン』のように素敵な状況にいる自分を想像してみるの。幸福な気分に浸れるわよ。何度かそうしてみるの。 また、すぐに現実に戻るけど、その短い時間だけでも慰めの「時間」として過ぎ行くわ。他にも方法はあるかも知れないけれど、衝動買いはダメ! 後で支払いのツケが廻ってくるから。 過食もダメよ! 健康を害するもの。 カラオケ?映画?コンパ? 色々あるけど、そんな状態のときに行動範囲を広げ、トラブったりすると、蒔いたものを刈り取らねばならなくなるから用心ね。
 結局、この広い宇宙の一点に過ぎない地球のさらに小さなアリンコのような私達なんだもの。一匹のアリンコがどんなにもがいても何も変わらない訳よね。 だから、苦しいとき、悲しいとき、生きて行けないと感じたとき、「時間」に手伝ってもらって、甘んじて現実を受け止められる迄、そっと待ちましょうよ! 焦らず、ゆっくりと、そうゆっくりとね。 さあ、もういっぱい紫の花びらの浮かぶセージティーをお飲みになって!

 「前の日は悲しいの字で 今日の日は眩しいの字で夜が明ける朝」 Miss.ラベンダー


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