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第6話 蜂タローの花捜し
のタローは、美しい花から花へとこの夏を過ごしました。美しい花から香りの良い蜜を、沢山味わいましたが・・本当に、自分が大好き・・と思う蜜には、会えませんでした。そこで、タローは考えました。「よ〜し、この秋の間に、僕は必ず<一番好きな花の香り>を捜すぞ」。でも、その方法が分かりません。それでタローは、花捜しのために役立つジグザグとシーソー飛びを教えてくれた蜂の先生を、訪ねて相談しました。先生は、目隠しマスクを取りだして「目隠しをして花を選びなさい」と、教えてくれました。タローは、不思議に思いましたが言われるまま目隠しマスクをつけ・・香りだけを頼りに、ジグザグとシーソー飛びをしながら、秋空へ飛び出しました。秋の空気は、気持ち良く嗅ぎ慣れた美しい花々の香りが、漂っています。それでも、タローは自分の<願っている香り>を捜し続けました。そして、ついに「これは何とステキな香りだろう」と思う花にたどり着きました。タローの<捜し求めていた香り>です。目隠しをしたまま・・花に降り立ち、蜜を頂きました。そして「どんな姿の花なのだろう・・どんな色だろう」と、わくわくしながら目隠しを外しました。タローは、驚きのあまり・・羽が震えました。だって・・それはタローにとって、姿は悪く色もきれいではない<金木犀の花>でした。これ迄、遠くから見て・・醜いので・・目もくれなかった花なのです。タローは、自分が・姿や色だけ・で、花選びをしていた事を、とても反省しました。その時、蜂の先生が目隠しマスクをくれた事に、感謝しましたと。 おわり
  
  「花選び 姿かたちに惑わされ おいしい蜜を逃すなタロー」 Mrs.ポピー
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